みんなのこえ

奏でるストーリー。

お話しは、語る。
絵本は、読み語る。
紙芝居は、演じる。
では、音楽のある絵本は何でしょう。物語を奏でる、、でしょうか。
一つのお話は、絵という、もう一つのことばにはない世界を広げてくれます。そこにもう一つ、ことばでもない、絵でもない音楽という奏でるストーリーが降りてきたら、、、守時さんのステキな音楽とコラボできる絵本が作れるなら、そう思っただけで、ドキドキしています。

長谷川 知子(画家・絵本作家)

台湾にもぜひ。

人が幼いときに聞いたお話は、一生忘れないものになるのでしょう。リズミカルな言葉、感情豊なナレーション、そして情景をいきいきと描写した音楽、そんな贅沢なおとえほんを聞ける日本のこどもたちが羨ましくてたまりません。おとえほんが美しい種のように、小さな心のどこかに植えられ、いつか樹となり、森となることを想像したりして…..。
すでに英語版と韓国版があると聞きましたが、もっと世界中の子どもたちへと渡してほしいものですね。
台湾にもぜひ。

游 珮芸(台湾台東大学大学院 児童文学専攻 教授)

志に胸がいっぱい。

純粋な気持ちでとても丁寧に作られたひとつひとつの作品、本当に素晴らしいです。その志に胸がいっぱいになりました。

新居 昭乃(アーティスト)

母を感じます。

遊び疲れ、お腹いっぱいになり、お風呂に入った後、布団の中で、母に絵本を読んでもらいながら眠りに入る。あの心地よさがこの歳になって体感できるとは思っても見ませんでした。
音が風景であり、色であり、動きであり、暖かさ、寒さ、匂いまで、言葉とともに飛び込んでくるこの『おとえほん』。母を感じます。

明石竜太郎(陶芸家)

失っていた感覚。

この作品を守時タツミという稀代の音楽家から受け取った時、何か言葉にならない予感を感じた。それは子供の頃に見た『空や海』の原風景の様な期待だった。
予感は当たっていた。言葉と音が自然に体に入り込み、知っているはずの話に涙がこぼれた。それは、忘れていたのではなく、失っていた感覚である。
今、『おとえほん』を手に出来る子供達がうらやましい。いや、大人でも遅くはない。あの頃の心がフィードバックするのだから・・・。

村尾 幸三(脚本家)

世界中に聴かせたい。

DECIBELの守時さんと初めてお会いし、「おとえほん」のコンセプト、それにかける夢、そしてそのサンプル音源を聞かせて頂いたのは2007年の春でした。
直感的に、この作品を一人でも多くの人に、世界中の人に聴かせたいと感じました。日本昔話の持つ素晴らしい物語性はもちろんですが、「おとえほん」の一番の魅力、それは何よりも聞いていて気持ちよく、暖かい気持ちになるということだと思います。文化の違いを超えて世界中の人を暖めていく「おとえほん」、是非皆さんも聴いてみてください。
目指せ、グラミー賞!

岡田 英之(伊藤忠商事株式会社)

手作りの優しさ。

必要以上の機能をあえて加えてないシンプルなメディア。制作者の人柄が「おとえほん」に表れている。幼い子供も若者も年寄りも様々な情報やメディアを楽しみながらも知らず知らず神経が麻痺していくことに気がつかない。
「おとえほん」の絵・ナレーション・音楽はそんな傷ついた僕たちの神経をやさしく労わってくれる。「物語」はその昔、川の音や風の音が流れる中で語り継がれたに違いない。「おとえほん」はそんな時の流れと空間を感じさせてくれる。

村上 茂(ソニーミュージックアーティスツ)

とても懐かしい。

おとえほん「日本昔話シリーズ」シリーズは、目をつぶって聴いていると、鮮やかな色彩の風景が浮かび上がります。それはかつて、どこかで見た絵本や童話の挿絵に描かれた古い日本の風景の記憶なのかもしれないけど、ひょっとすると、生まれ変わる前、何百年も前、その日本の風景の中に住んでいた自分の記憶を「思い出している」のかもしれません。なんともいえぬ心地のよい世界に入り込んで、聴き終えたとき、すごく遠い旅行から帰ってきたように感じます。
僕はいつも「おとえほん」を聴くと、心をなでられたように感じ、とってもリラックスをしてしまい、なぜだかとても懐かしい気分になります。おとえほんを「体験」するとはこういうことなのかもしれません。

兼松 幸市(ソニーミュージックジャパンインターナショナル))

おとえほんは国境を越える。

古代の人類は自然の中に精霊の存在を認め、それらと調和共存する生活様式を造り上げていた。しかし徐々に第六感は失われ、残された五感だけを頼りに造り上げた物質文明も、今や臨界点を迎えようとしている。人間と精霊達が関わる寓話が、自然界の動きを音霊として表現できる守時タツミ氏の音楽とひとつになった。「おとえほん」は国境を越え、年齢差を越えて多くの人の心を癒す大切なコミュニケーションツールになるだろう。
沢山の人の心に届く事を祈ってやまない。

三原 康可(ミュージシャン/俳優)

子供達に残してあげたい。

「子ども達に残してあげたい」5年程前に守時さんから“おとえほん”についての説明を受けた時の言葉、今でも印象深く残っています。そして、“かぐやひめ”の音を聴かせてもらった時、壮大な自然と、かぐやひめ特有の世界観が広がり「本当にこの“おとえほん”が出来上がったらスゴイ!」と思いましたが、本当に出来ちゃいましたね!(笑)
ぜひぜひ!お子様だけではなく、大人の方にも聴いて見てほしい絵本です!子ども達の為に、何かを残してあげられるって素晴らしい。
“おとえほん”に関わらせていただいたことを、心から感謝し、誇りに思います。

柿原 さゆり(イラストレーター)